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はじめまして。

四年学生コーチ阿部智之(耐久)と申します。

 

 

 

阿部さん

 

今回この場をお借りして、将来の夢についてお話させていただきます。

 

私は卒業後、高校教員となり高校野球指導者の道だけを考えています。

何故、私は指導者を目指すかと申しますと、高校時代の恩師の影響であります。

 

私は生まれつき、内反足症という病気を両足に抱えております。

幼年期に手術致しましたが、今でも発達障害が右足に残っており、

その後遺症で中学三年時に選手を断念せざるを得なくなりました。

 

それでも恩師は硬式野球部の入部を認めてくださり、

高校三年間、恩師の元で活動しました。

毎日怒られる日々でしたが、恩師の「当たり前のことを当たり前に」、

「何事も妥協せずにいかにできるか」という指導方針に今でも共感しています。

そうした中で、恩師のように妥協しない指導者となり、

いつの日にか甲子園でお互い対戦してみたい、と思ったことが指導者を志すきっかけです。

 

また、私の地元・和歌山県で少年野球を共にプレーした友人の影響もあります。

昔から雲の上の存在だった彼は強豪・智辯和歌山に進み、甲子園で活躍する姿が今も忘れられず、私にとって甲子園は、強い憧れの場所でいっぱいになりました。

(現・龍谷大野球部副主将、田甫淳(あっちゃん)これからもよろしく(笑))

 

私は母子家庭で育ちました。

母は今でも野球ができなくなってしまった自分に、

「申し訳ない」との言葉を掛けてきます。

 野球と関わる自分のことが好きな母に対する、親孝行は何かと問い詰めると、

まず高校教員となり、野球部の指導にあたれることだと思い、最終的に「甲子園」を目指すことだと考えます。

 

私が持つ、「甲子園」への強い気持ちは誰にも負けない自信があります。

 ただ、「気持ち」だけでは強豪校に勝つことができず、

「技術・戦術面」も最重要点であることは、百も承知しております。

 その為には「相手に隙を見せない野球」、カバーリングや準備・確認など

見落としやすい部分の強化をしていきたいと考えています。

 

残り一年「指導者」への道のために、自分に妥協をせず、

何事にも一生懸命に取り組むことにも努めていきます。

 また、野球だけでなく、高校野球を通じて得られる喜び・苦しみを、

いかに生徒の人生に活かしていけるか。

そして、自分自身、生徒と共に成長していくことも必要です。

 

最後に私が尊敬する野球人・野村克也監督の著書『弱者の兵法』の一部を紹介します。

『「高校野球がどうしてあんなに人気があるのかをかんがえてみろ」(中略)やはり一生懸命さなのだ。人間がもっとも美しく見えるときーそれはひたむきに、一生懸命なにかに打ち込んでいるときだと私は思う。その姿に人々は胸を打たれる。感動を覚える。だからこそ、人は高校野球に魅せられるのである。』

これが私の高校野球に対する、基本的な考えです。

 

長文、失礼しました。

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